三島市交通事故の遺族が刑事告訴 “ネットに中傷書き込み”

3年前、静岡県三島市で赤信号を見過ごした車にはねられて死亡した会社員の遺族が、車のドライバーに対する執行猶予付きの判決を不服とする見解を表明したことをめぐり、インターネット上でひぼう中傷する書き込みをされたとして、警察に告訴状を提出しました。

2019年1月、三島市内で原付きバイクを運転していた市内の会社員、仲澤勝美さん(当時50)は、赤信号を見過ごして交差点に進入した乗用車にはねられて亡くなりました。
この事故では、乗用車のドライバーが過失運転致死の罪に問われ、去年、執行猶予の付いた有罪判決が確定しています。
この判決について、仲澤さんの妻と娘は検察に控訴するよう申し入れるなど不服とする見解を表明しましたが、こうした対応をめぐってインターネット上でひぼう中傷する書き込みをされたとして、2人は9月16日、容疑者不詳のまま侮辱の疑いで警察に告訴状を提出しました。
代理人の弁護士によりますと、告訴状は28日午前中に受理されたということです。
娘の坂本杏梨さん(30歳)は事故の直後からSNSなどを活用して目撃情報を集める活動を行っていて、「3年前はさまざまなひぼう中傷の書き込みがあったものの、警察には『実害がない』として対応してもらえず、侮辱罪が厳罰化されたことを受けて告訴に踏み切りました。遺族が声を上げられないという状況をなくしていきたい」と話していました。