大井川鉄道 戦前のSL クラウドファンディングで復活運転を

大井川鉄道が、戦前に製造され、解体される予定だった蒸気機関車を再び走らせる「復活運転」を目指し、20日からクラウドファンディングで資金を募ることになりました。

これは県中部の山あいで蒸気機関車を運行する大井川鉄道の鈴木肇社長が20日に会見を開いて明らかにしたものです。
それによりますと、大井川鉄道が復活運転を目指すのは、昭和13年に製造された蒸気機関車「C56形135号機」です。
この「C56形」は昭和50年からいまの兵庫県加東市で展示されていて、老朽化のため解体される予定でしたが、ことし2月に大井川鉄道が譲り受けました。
修繕には約3億円の費用が見込まれる一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で鉄道の利用客が大幅に減ったことから、必要な額の3分の1にあたる1億円を目標にクラウドファンディングで資金を募ることにしました。
記者会見で鈴木社長は、「我々がSLを残そうとしなければ、いずれなくなる。次の世代にもSLを残して、小さなお子さん、これから生まれてくるお子さんにその姿を見せたい」と話していました。
クラウドファンディングは、ことし11月30日まで行われ、大井川鉄道では、創立100年を迎える2025年に営業運転させることを目指しているということです。