沼津市で妻殺害の罪 検察“債権者から逃れられると犯行に”

去年11月、沼津市の宿泊施設で妻を殺害した罪に問われている44歳の被告の裁判が開かれ、検察は、当時、被告が設立した会社が事実上倒産し、「妻を殺して検挙されれば債権者から逃れられると考え犯行に及んだ」などと主張しました。

京都府の無職、中村祐貴被告(44)は、去年11月、沼津市の宿泊施設で妻の中村桂子さん(当時41)の首を絞めて殺害したとして殺人の罪に問われています。
静岡地方裁判所沼津支部で始まった裁判で、中村被告は起訴された内容を認めました。
このあとの冒頭陳述で検察は、「高級車の購入やゲームへの課金といった浪費などで被告が設立した内装会社が傾き事件の前日に事実上倒産した」と述べました。
そのうえで「飲酒中に口論になり、妻を殺して検挙されれば債権者から逃れられると考え犯行に及んだ」などと主張しました。
一方、弁護側は「債権者から逃げる生活の中で、精神的に追い詰められ衝動的に起こしたものだ」などと訴えました。
審理は15日まで行われ、判決は9月27日に言い渡されます。