静岡県 カツオ窃盗事件受け焼津漁協に措置命令の方針固める

静岡県焼津市の焼津漁業協同組合の職員らが、水揚げした冷凍カツオの窃盗事件に関与したとして起訴された事件を受けて、静岡県が近く、焼津漁協に対して再発防止策の迅速な実施を求める「措置命令」を出す方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。県内の漁協に「措置命令」が出されるのは今回が初めてです。

冷凍カツオの水揚げ量日本一を誇る焼津漁港では、水揚げされたカツオが盗まれる事件が相次いで発覚し、焼津漁協の職員や元職員が事件に関与したとして逮捕・起訴されています。
焼津漁協は7月28日、不正が起きた背景を調査する第三者機関を設置するなどの再発防止策をまとめた報告書を監督する立場の県に提出しました。
これを受けて県は、「一連の事件は重大かつ悪質で、法令を順守する態勢に重大な問題があると認められた」として、近く焼津漁協に対し、水産業協同組合法に基づいて「措置命令」を出す方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。
命令で県は、再発防止策を迅速かつ着実に実施し、その進捗と改善の状況を3か月ごとに報告するよう求める方針です。
県内の漁協に「措置命令」が出されるのは今回が初めてです。
また、焼津漁協は、地元の水産会社が去年3月におよそ17トンのカツオを盗まれたとして、被害届を出した事件にも職員が関与した疑いがあるとして先月、警察の捜索を受けていて、県は措置命令の発出とあわせて、この事件についても事実関係を報告するよう求める方針です。