「どうする家康」放送を観光振興に 県西部でスタンプラリーへ

来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送を観光振興につなげようと、3日、県西部の自治体トップらが協議を行い、現在、作成が進められている徳川家康ゆかりの地を紹介するマップを活用して、スタンプラリーで各地を巡ってもらうことが決まりました。

湖西市で開かれた会議には、浜松市や磐田市など県西部の9つの市と町のトップらが参加し来年の大河ドラマ「どうする家康」を活用した観光振興策について話し合いました。
この中で浜松市の担当者は、市が中心となって作成を進めている県西部にある家康ゆかりの地50か所をまとめたマップの活用方法として、スタンプラリーで各地を巡ってもらい、すべて回った人には自治体ごとに特産品をプレゼントすることを提案しました。
これについてほかの自治体からは「ぜひ地元を盛り上げたい」と賛成する意見が相次ぎ、提案は承認されました。
また、森町からは「ほかにもマップに掲載したい場所があり、今後、新たに加えられないか検討してほしい」といった意見も出されました。
会議の座長を務める浜松市の鈴木康友市長は「大河ドラマをきっかけにして一つの自治体だけでなく地域全体を盛り上げられるように、ほかの自治体と引き続き連携して取り組んでいきたい」と話していました。