NHK大河ドラマ「どうする家康」地域振興に浜松市で協議会
来年放送されるNHKの大河ドラマ、「どうする家康」を観光や地域振興に生かそうと浜松市の協議会が開かれ、特産の食材と、家康の出世ストリーを絡めたPR展開を図ることなどが報告されました。
来年の大河ドラマ「どうする家康」は、戦国の世に生まれ多くのピンチを乗り越えて乱世を終わらせた徳川家康を現代に通じるリーダーとして描いていくドラマで、主役の家康役を俳優の松本潤さんが務めます。
家康ゆかりの地、浜松市は、行政や地元の経済界などで作る協議会を立ち上げ、ドラマの放送を観光や地域振興に生かそうと検討を進めています。
12日は市役所で会合が開かれ、協議会の会長を務める浜松商工会議所の斉藤薫会頭が「放送開始まで半年となりドラマファンの期待も高まっている。他の舞台となる自治体に負けないよう頑張っていきたい」とあいさつしました。
このあと、取り組み状況が報告され、浜松は特産品としてうなぎやスッポンなど精がつく食材が知られることから家康の出世ストーリーと、活力が増す食材を絡めたPR展開を図ることや、首都圏の観光業者に大河ドラマの舞台となったことをアピールしたことなどが紹介されました。
このほか浜松市の担当者から、愛知県岡崎市と静岡市にも設置される予定の、ドラマ館の共通チケットの販売を検討していることなど、各自治体間で連携を進めていることなどが報告されました。
協議会では、今後も観光客を街なかに呼び込むための施策などを検討していくことにしています。