無許可で盛り土を造成した会社代表に執行猶予付き有罪判決

沼津市内の所有地に無許可で盛り土を造成したとして、市の土砂条例違反の罪に問われた土木工事会社の代表に、静岡地方裁判所沼津支部は、「市の再三の指導や命令を無視して盛り土を続けていて、規範意識の欠如が甚だしい」として、執行猶予の付いた懲役1年の判決を言い渡しました。

沼津市柳沢の土木工事会社代表、古屋高明被告(85)は、3年前から去年12月にかけて、沼津市宮本の約1300平方メートルの所有地に、高いところで18メートルあまりの盛り土を無許可で造成したとして、市の土砂条例違反の罪に問われました。
裁判で古屋代表は起訴された内容を認め、検察は懲役1年を求刑していました。
22日の判決で静岡地方裁判所沼津支部の室橋秀紀裁判官は、「盛り土の周辺には民家も多く、土砂崩れなどで人的被害を含む重大な結果が生じる危険性がある。被告は市から再三の指導や中止命令を受けたにもかかわらず、無視して盛り土を続けていて規範意識の欠如が甚だしい」と指摘しました。
一方で、「実現可能性に疑問が残るとはいえ、一応は盛り土の撤去費用を負担する意向を示している」などとして、懲役1年、執行猶予4年を言い渡しました。