熱海市で土石流直撃の店舗兼住宅を取り壊す作業始まる

去年7月に熱海市で発生した土石流で流れ下った土砂が直撃する動画がSNSを通じて広がった、店舗を兼ねた住宅を取り壊す作業が21日から始まりました。

熱海市は、去年7月の土石流で被災し、「半壊」以上と判定された住宅や店舗などの建物について、解体費用を所有者に代わって国と市で負担する「公費解体」を進めています。
このうち、土石流の発生当日に、流れ下った土砂が直撃する動画がSNSで広がり、深刻な被害を伝えた赤茶色の外壁の建物を取り壊す作業が21日から始まりました。
この建物は、鉄筋コンクリート造りの酒店を兼ねた4階建ての住宅で、「大規模半壊」と判定されています。
21日、この住宅で家族と暮らしていた熱海市議会議員の高橋幸雄さんが現場を訪れ、建物の床に清めの塩と酒をまいて工事の安全を祈願しました。
このあと、大型の重機を使って外壁を取り壊す作業が進められました。
熱海市によりますと、この建物の解体工事は7月末にかけて行われるということです。
高橋さんは「塩や酒をまいているときは『ご苦労様、ありがとう』という気持ちでした。取り壊す様子を見て、住むのは諦めるしかないと思いましたが、なぜこんなことになってしまったのか、悪夢のように感じます」と話していました。