医療的ケア児が幼稚園に初登園

医療的なケアが必要な障害がある4歳の男の子が、静岡市の幼稚園に初めて登園し、友達と交流しました。

27日午前、静岡聖母幼稚園に登園したのは、静岡市葵区の高橋奏多くん(4)です。
奏多くんは、下半身を自由に動かせず、トイレは医療的な介助が必要なことから、これまでは専門の施設に通っていましたが、「できるだけ地域の子どもと一緒に育ってほしい」と保護者の相談を受けた幼稚園側が、非常勤の看護師を雇い、27日から週2回の通園が実現しました。
車いすに乗った奏多くんは、初めは慣れない場所のためか涙を見せていましたが、同じ組の20人の友達に迎えられて教室に入りました。
奏多くんが車いすを動かすと、子どもたちが興味深そうに見て、やがて、お互いのマスクや水筒のがらを見せ合ったり、いっしょに踊ったりして、仲良くなっていました。
そばには、看護師が待機して、トイレに行くときには専用の器具を持って付き添っていました。
静岡市によりますと、医療的なケアが必要な子どもが、看護師の支援を受けながら一般の幼稚園などに通うのは、市内では初めてだということです。
母親の可奈子さんは「同じ年代の友達と関わることが少なかったので、いっぱいおしゃべりをして、社会性を身につけてほしいです」と話していました。