障害児の家庭は外出せず警戒続く

緊急事態宣言の解除から1週間となり、県内でも営業再開などの動きが出ていますが、重い障害があって感染すると命に関わることから、外出を極力避け自宅で過ごす生活を続けている子どももいます。
家族は、街なかでの感染リスクの高まりについて「命が危ないといわれる子どもがいることを頭の片隅に置いて、感染対策を徹底してほしい」と話しています。

静岡市に住む高校1年生の菊地優希さんは脳性まひで肺の機能が弱く、人工呼吸器などを利用しながら生活しています。
医療関係者からは、新型コロナウイルスに感染した場合は肺炎が重症化しやすく、人工心肺を使った治療も困難になる可能性があり、命に関わるおそれが高いと説明を受けているということです。
感染リスクを減らすため、優希さんは訪問看護やリハビリ施設の利用を控えているほか、一緒に暮らす大学生の兄や姉は、できるだけ外出を控えようとアルバイトを辞め、自宅での介助を支援しています。
優希さんがこの春入学した特別支援学校の高等部は来週から再開しますが、当面は通学を見合わせる考えです。
母親の美知子さんは「学校に通えるのはあと3年しかないと考えると、できれば毎日通学して先生や友達とふれあって1日1日を大切に過ごしてほしいのですが、もし感染したらと思うと1歩が踏み出せません」と話しています。
緊急事態宣言が解除され、街なかに人通りが戻りつつある中で、家族は優希さんの感染リスクが高まっていると心配しています。
美知子さんは「経済は回していかないといけないとしても、感染したら命が危うい子どもがいることを頭の片隅に置いて、感染対策を徹底してほしいです」と話しています。