飲酒運転で50代教諭が懲戒免職

特別支援学校の50代の男性教諭が、ことし4月に酒を飲んで運転し、運転免許取り消しの処分を受けたとして、県教育委員会はこの教諭を懲戒免職の処分にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは、県立支援学校岩沼高等学園に勤務していた関口秀一教諭(52)です。
県教育委員会によりますと、この教諭は、ことし4月下旬、早朝に酒を飲んだあと車で通院先の病院に向かった際、警察の呼気検査を受けて飲酒運転が発覚し、運転免許を取り消す処分を受けたということです。
このため県教育委員会は、11日付けで懲戒免職の処分にしました。
教諭は「公務員としてあるまじき行為をしてしまった。生徒や保護者などへの信頼を裏切り、反省している」と話しているということです。
また、県教育委員会は、県内の小学校に勤務する53歳の男性教員が、職員室で同僚の女性に繰り返し抱きつく悪質なセクハラをしたとして、停職9か月の懲戒処分にしました。
男性教員は、11日付けで依願退職したということです。
このほか県教育委員会は、県立高校で部活の顧問を務める40代の男性教員が保護者やOB会から徴収した費用を適切に管理していなかったとして、この男性教員を減給6か月の処分としました。
県教育委員会の佐藤靖彦教育長は「教育に対する信用を失墜させる行為が繰り返されないよう、教職員ひとりひとりがコンプライアンスを順守するよう指導を徹底していく」というコメントを出しました。