ごみ500キロ超が…渡り鳥の飛来地 伊豆沼周辺で清掃

渡り鳥の飛来地として知られる宮城県の伊豆沼やその周辺で、市民などが参加した清掃活動が行われました。

清掃活動が行われたのは、栗原市と登米市にまたがる伊豆沼と近くにある内沼の周辺の合わせて3か所で、市民などおよそ700人が参加しました。
この活動は、渡り鳥が北に戻ったこの時期に毎年、行われてきましたが、新型コロナウイルスなどの影響でこのところは中止が続いていて、4年ぶりに行われました。
伊豆沼の北岸にあたる栗原市の若柳地区では、200人ほどが沼を周回する道路や駐車場などを回って、空き缶やペットボトルなどを拾い集めていました。
中には、古いタイヤや大きなシートなどもあり、1時間ほどで3か所で合わせて、およそ530キロのごみが集まりました。
参加した70代の男性は「多くの人に環境への意識をもってもらいポイ捨てがなくなればごみは少なくなると思います」と話していました。
参加した中学3年生は「この地域は大切な生物たちがいるから自分も環境に気をつかって生活していこうと思いました」と話していました。