東北大学の最先端研究施設「NanoTerasu」で見学会

仙台市青葉区の東北大学のキャンパス内に整備が進められている最先端の研究施設「NanoTerasu」で見学会が開かれました。

施設を見学したのは、インターネットから応募して当選したおよそ100人で、見学会は3回に分けて行われました。
「NanoTerasu」は「放射光」という非常に明るい光を発生させ、ナノメートル=100万分の1ミリというレベルで物質を分析することができる最先端の研究施設で、再来年度の運用開始を目指しています。
参加者たちははじめに担当者から放射光を使って極めて小さい世界の分析を行うことで、野菜や魚の食味などの分析や燃料電池の開発につながることが期待できるなどと説明を受けたあと、実際に光を発生させる施設を歩いて見学しました。
参加した仙台市の女性は「この施設から暮らしがよくなる商品が生まれてほしいです」と話していました。
量子科学技術研究開発機構次世代放射光施設整備開発センターの内海渉センター長は「世界トップレベルの施設なのでたくさんの人に見てもらい施設のことを理解してもらいたい」と話していました。