県内の伝統工芸品19品目を紹介 展示会 仙台

だるまや織物など、宮城県内の伝統工芸品を集めた展示会が14日から仙台市で開かれています。

この展示会は、県内の伝統工芸品19品目を紹介しようと宮城県が開催したもので、会場にはおよそ120の作品が展示されています。
このうち、「松川だるま」とサッカークラブのベガルタ仙台がコラボレーションした作品は、松川だるまの特徴である金粉が豪華にあしらわれ、中心には「ベガルタ」と英語の文字が書かれています。
また、はかまなどに使われる絹織物の「仙台平」を風呂敷やクッションのカバーといった日用品に活用した作品も展示され、伝統工芸を生活必需品に取り入れたアイデアを感じることができます。
会場では職人による実演も行われ、この日は、こけしの顔の絵付けや「雄勝硯」にのぼり鯉を彫刻する様子が披露されました。
県新産業振興課の石森瑠美子主幹は「県内の伝統工芸品が一堂に会する貴重な機会なので、ぜひ気軽に足を運んで、暮らしの中に工芸品を取り込んでほしい」と話していました。
この展示会は、仙台市青葉区の「東北電力グリーンプラザ」で今月19日まで開かれています。