「食品ロス」削減へ 仙台市がマッチングサービス
飲食店などから出る食品や食材などのいわゆる「食品ロス」を削減するため、仙台市は、事業者に消費期限が近い商品などを専用のウェブサイトに出品してもらい、購入してもらうことができる新たなサービスをスタートします。
これは、12日、仙台市の郡市長の定例の記者会見で発表されました。
このサービスは、10月が食品ロス削減月間であることから食品の廃棄を減らそうと、市が13日から新しくスタートさせるものです。
サービスは、「ワケルくんもったいないマルシェ」で、市内の食料品店などが消費期限や賞味期限が近いとか、予約のキャンセルがあったことなどを理由に、短期間で販売したい商品を専用のウェブサイトに出品し、事前に登録した消費者が希望する商品を予約し、直接、店舗に出向いて商品を受け取り、支払う仕組みです。
登録している事業者は10月7日現在でパン屋やスイーツの店など10の店舗で、市では今後、さらに登録を広げたいとしています。
市によりますと、この取り組みは東北地方では初めてで、郡市長は「食品ロス削減は世界的にも重要な課題です。これまで主に家庭における食品ロスの削減を呼びかけていたが、今回は事業者の取り組みであり、多くの事業者や市民のみなさまに利用していただきたい」と呼びかけました。