北見 グライダー着陸失敗で大けが 国の運輸安全委が調査開始

14日、北見市でグライダーが着陸に失敗し20代の大学生が大けがをした事故で、国の運輸安全委員会による調査が始まりました。

14日、北見市豊田にある「北見地区農道離着陸場」で北見市の20代の女子大学生が大学の部活動で乗っていたグライダーが着陸に失敗しました。
警察によりますと、大学生は腰の骨などを折る大けがをしましたが、命に別状はないということです。
この事故について、国の運輸安全委員会は航空事故にあたるとして、16日、現地に航空事故調査官2人を派遣し、調査を始めました。
調査官たちは離着陸場の管理者から当時のフライトの様子などを聞き取ったり、格納庫内で事故を起こした機体を調べ、損傷した部分を撮影したりしていました。
調査を担当する運輸安全委員会の納谷幸宏航空事故調査官は「関係者への聞き取りや機体の調査を進めて事故の原因を分析し、1年以内に報告書を提出できるようにしたい」と話していました。