根室 北方四島の隣接地域到達のデジタル証明書

領土問題に関心をもってもらおうと北方領土と隣り合う地域を訪れたことを示すデジタル証明書の発行が根室地方で始まりました。

証明書を発行する取り組みは根室振興局が7月から始めました。
根室地方にある北方領土の啓発施設や道の駅などあわせて31か所に貼られているポスターにQRコードが掲載されていて、スマートフォンで読み取ると北方領土と隣り合う地域を訪れたことを示す「到達証明書」が画面に表示されます。
証明書のデザインは発行する場所ごとに異なっていて、北方四島の風景を写した写真が取り入れられているほか、証明書が発行された市や町の名前が記載されています。
神奈川県から根室市の納沙布岬を訪れていた50代の男性も証明書を発行し「領土問題を広く知ってもらうには面白い取り組みだと思う。機会があればまた読み取ってみたい」と話していました。
根室振興局北方領土対策課の細谷雪乃主事は「観光名所を巡るのに気持ちのいい季節なので、いろんな施設を訪れて北方領土問題に触れるきっかけにしてほしい」と話していました。
デジタル証明書の発行は観光シーズンにあわせて9月末まで行われます。