石狩湾新港 開港30年記念 歴史紹介する展示会

石狩湾新港が開港してからことしで30周年を迎えたことを記念し、開港の歴史を紹介する展示会が11日から石狩市で始まりました。

国内外の主に商船が出入りする石狩湾新港は、1994年に国際港湾として開港し、ことしで30周年を迎えました。
これを記念して、石狩市民図書館で展示会が開かれ、初日の11日は港の関係者など40人が集まってテープカットなどの式典が行われました。
会場には、▼石狩湾の整備は開拓使たちが北海道に入ってきたおよそ150年前から考えられていたことなど歴史を紹介するパネルのほか、▼1970年代以降、当時の石狩町が独自に港を整備しようと作成していた図面の原本など、貴重な資料も展示されています。
また、今後、液化天然ガスの基地や洋上風力発電装置の組み立て場などとして機能していく石狩湾新港の将来像についても紹介しています。
主催した、石狩湾新港振興会の田岡克介会長は、「石狩湾新港の歴史とこれからの未来を知ってもらうことで、市民に港を身近に感じてもらえたらうれしい」と話していました。
展示会は、石狩市民図書館で、今月16日まで行われるほか、ことし8月には国内最大級の帆船、「日本丸」が開港以来30年ぶりに石狩湾新港に寄港し、一般公開される予定です。