遠軽町の森林公園で蒸気機関車「雨宮21号」の運行始まる

オホーツク海側の遠軽町にある森林公園で、大型連休に合わせて蒸気機関車「雨宮21号」の観光用の運行が始まりました。

「雨宮21号」は林業が盛んな遠軽町で昭和33年まで木材の運搬に使われた蒸気機関車で、現在は春から秋にかけて観光客を乗せて走っています。
ことしの観光用の運行は27日から始まり、2日目の28日は午前10時前に始発の改札が始まると、切符を持った家族連れなど10人あまりが客車に乗り込みました。
「雨宮21号」は、森林公園の中にあるおよそ2キロの線路で汽笛を鳴らして煙を勢いよく上げながら走り、乗客は蒸気機関車によって作られる景色を楽しんでいました。
札幌市の小学6年の男の子は「雨宮21号が頑張って走ってくれる姿が最高でした。できれば毎日乗りたいです」と話していました。
札幌市から家族と訪れた女性は「ことしはちょうど桜が満開になっていて、とてもきれいでした」と話していました。
「雨宮21号」の運行は、土日や祝日を中心に10月20日まで行われます。
観光客が多くなる夏休み期間は、7月20日から8月18日まで毎日運行する予定です。