札幌 大倉山ジャンプ競技場でリフト止まった想定で救出訓練

大型連休を前に、札幌市の「大倉山ジャンプ競技場」で、リフトが止まった場合を想定し、乗客を救出する訓練が行われました。

この訓練は、「大倉山ジャンプ競技場」を運営する札幌振興公社と札幌市消防局が合同でこの時期に実施しているもので、今年は、リフトのワイヤーが外れて止まったという想定で行われました。
訓練にはおよそ10人が参加し、リフトに残された乗客役の職員の体を専用の帯で固定して地上に降ろしたあと、担架に乗せて安全な場所まで避難する一連の救出手順を確認していました。
「大倉山ジャンプ競技場」は、冬のスキージャンプのシーズンを終え、今月9日から一時、リフトの営業を中止して定期点検を進めてきましたが、安全性などが確認されたとして、大型連休を前に一般の観光客向けの営業を19日から再開することにしています。
札幌振興公社の吉田広幸施設運営係長は、「お客様に安全・安心を提供できるように努めたい。まもなく大型連休なので、ぜひ多くの人に頂上の展望台から、スキージャンプの選手が見るのと同じ景色を楽しんでもらいたい」と話していました。