業務資格失うも確定申告の書類作成などしたか 元税理士を逮捕

50代の元税理士が業務を行う資格を失っているのに埼玉県内にある法人の確定申告の書類を作成したなどとして、税理士法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、住居不詳で元税理士の山崎裕介容疑者(53)です。
警察によりますと去年5月から11月にかけて、税理士の業務を行う資格を失っているのに埼玉県内の3つの法人から依頼を受け法人税の確定申告の書類を作成したなどとして税理士法違反の疑いが持たれています。
元税理士は脱税をしたなどとして国から4年前に業務禁止処分を受けましたが、知人が経営する会計事務所で税務書類などを作り、1件あたり15万円ほどの報酬を受け取っていたということです。
調べに対し黙秘しているということです。
元税理士はことし3月までの1年間に顧客だった企業や個人などからおよそ4000万円の報酬を受け取っていたとみられ、警察は詳しいいきさつを調べています。