地元の小学生が狭山茶の茶摘みを体験 入間

特産の狭山茶の栽培が盛んな埼玉県入間市で、地元の小学生が茶摘みを体験しました。

入間市は狭山茶の生産量がもっとも多い地域で、新久小学校は周囲を茶畑に囲まれた場所にあります。
地元の特産品の狭山茶について学ぶ授業が行われていて、11日はおよそ260人の児童が学校近くにある茶農家を訪れました。
そして、摘み取り方の説明を受けたあと、数センチに伸びた葉を摘んで袋に入れていきました。
4月から始まった茶摘みは、「二番茶」の収穫の時期を迎えていて、子どもたちは柔らかい小さな葉をていねいに摘み取っていました。
茶の新芽はやわらかいので、地元では天ぷらや炒め物などにも使われていて、子どもたちも摘み取った茶葉を家に持って帰るということです。
6年生の男子児童は「登校するときにいつも茶畑を見ています。この時期は新芽が緑色に輝いています」と話していました。
茶農家の中島克典さんは「子どもたちは茶畑が季節ごとに変化するのを見ながら通学していますが、見るだけでなく自分で摘んで持ち帰ることでお茶のことを知ってもらうよい機会だと思います」と話していました。