元銀行の建物を地域振興の拠点施設にリニューアル 埼玉 川越

埼玉県川越市にある100年余り前に建てられた銀行の建物が地域振興の拠点施設として新たにオープンするのを前に、内覧会が開かれました。

この建物は106年前の大正7年に当時の「第八十五銀行」の本店として建てられた3階建ての洋風建築で、国の登録有形文化財になっています。
4年前まで埼玉りそな銀行川越支店として使われた蔵造りのまちなみのランドマーク的な存在で、今月15日にビジネスと観光の拠点としてリニューアルオープンするのを前に、内覧会が開かれました。
1階には、カフェや県内の特産品を販売する店が設けられ、2階にはイタリア料理のレストランが開店します。
建物の特徴を生かして、金庫だった部屋はギャラリーなどとして使われるほか、かつて頭取室だった部屋はレストランの個室として使われます。
また、ビジネスや起業などの相談に応じるスペースもあり、新たな産業の創出も目指すということです。
「りそなコエドテラス」の森直人館長は「川越観光の中心地にあり、県外からも多くの人が訪れるので、川越や埼玉の魅力を発信していきたい」と話しています。