狭山茶の産地で「新茶まつり」 埼玉 所沢

新茶の収穫時期を迎え、狭山茶の産地、埼玉県所沢市で「新茶まつり」が開かれました。

狭山茶は、埼玉県西部の所沢市や狭山市などで広く栽培されていて、27日のイベントは新茶をPRしようと、所沢市の生産者などでつくる団体が開きました。
会場の物産館では、ことしの新茶が販売され、多くの人が買い求めていました。
また、茶の手もみの実演や、おいしいお茶のいれかたの教室も開かれ、訪れた人たちはおいしそうに新茶を味わっていました。
都内から来た60代の男性は「毎年来ています。甘みがあって、ことしもおいしいです」と話していました。
市内の駅前にある茶畑では茶摘みの体験も行われ、参加者は10センチほどに伸びた新芽を丁寧に摘み取っていました。
主催した所沢市茶業協会の関隆治会長は「3月の雨と、4月のあたたかさで、目揃いがよくておいしい新茶ができました。新茶は縁起物でもあり、飲むと1年間健康で過ごせるとも言われていますので、ぜひおいしい狭山新茶を飲んでいただきたいです」と話していました。