「クレヨンしんちゃん」と学ぶ交通安全教室 埼玉 春日部

来月が自転車の安全な利用などを促す「自転車月間」となるのにあわせて、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台、埼玉県春日部市で、子どもたちがヘルメットの大切さなどを学ぶ交通安全教室が開かれました。

埼玉県警が春日部市の大型商業施設で開いた交通安全教室ではアニメの主人公「野原しんのすけ」が「自転車安全利用呼びかけ隊長」に任命されました。
このあと地元の幼稚園などに通う子どもたちと保護者が自転車に乗るときはヘルメットを深くかぶり、あごひもをきちんとしめて着用することの大切さや自転車に乗っているときも横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるときは一時停止する必要があることを学んでいました。
警察によりますと去年、埼玉県内で自転車に乗っていて事故で死亡した人は23人で、いずれもヘルメットを着用していなかったということです。
参加した40代の母親は「ヘルメットの正しいかぶり方が改めてよくわかりました」と話していました。
埼玉県警察本部交通総務課の小林直之課長は「万が一に備えて子どもも大人もヘルメットの着用をお願いしたいです」と話していました。