大量のがれき 道路に捨てられ通行不能 不法投棄か 白岡

埼玉県白岡市で大量のがれきが道路を塞ぐように捨てられ通行できなくなっていて、市は不法投棄されたとみて警察と連携をとって対応にあたっています。

大量のがれきが捨てられていたのは白岡市柴山の市道で、今月19日の朝に近くに住む人が見つけ、警察に通報しました。
市の職員と警察が確認したところ、市道の2か所で幅およそ5メートル長さおよそ7メートル高さ1メートル80センチほどのがれきが山積みに捨てられて道路を塞ぎ、通行できない状態になっていました。
がれきのなかにはコンクリートやタイルのほか木片やガラスの破片などが混じっていることから建物を解体する際に出る廃材とみられています。
白岡市によりますと、近くにがれきが出るような解体現場や処分場などはないということです。
現場の市道は今も通行止めとなっていて、市はがれきを撤去する準備を進めるほか、不法投棄されたとみて警察と連携をとって対応にあたっています。

がれきが捨てられていた市道近くで農作業をしていた70代の男性は「通行止めになって困っている。う回して農作業しなければならないのでなるべく早く片付けてほしい」と話していました。
また、現場を訪れた白岡市農政課の細井勝己課長は「がれきに人体に影響するようなものが混ざっていないか確認したうえで、撤去を始めたい。農作業で道路を利用する人も多いので少しでも早く撤去できるようにしたい」と話していました。