江戸時代から伝統の人形芝居5年ぶりに上演 埼玉 秩父

埼玉県秩父市で江戸時代から伝わるとされる伝統の人形芝居が上演されました。

秩父市の荒川白久地区に伝わる「白久串人形芝居」は、国の無形民俗文化財に指定されていて、地元の住民グループが継承活動に取り組んでいます。
新型コロナの影響で5年ぶりの開催となった21日の上演会は、市内の公会堂に舞台が設けられ、2つの演目が披露されました。
人形は60センチほどで、頭と手につないだ竹ぐしなどを2人1組で動かして表情や動作を表現します。
夫婦の情愛の深さを描いた物語では三味線の弾き語りにあわせながら巧みに人形を操り、視力を取り戻した夫が妻と喜び合う場面などを演じると観客から盛んな拍手が送られていました。
「白久串人形座」の三上重樹座長は「5年ぶりの開催を大変うれしく思います。これからも皆さんと協力して頑張っていきたい」と話していました。