さいたま市 いじめ問題で新たに委員会設置 再調査始める

いじめを受けて不登校になったさいたま市の小学生と保護者が、第三者委員会がまとめた報告書に納得できないとして再調査を求めたことを受けて、さいたま市は新たに委員会を設置して再調査を始めました。

さいたま市の小学生は3年前、同級生からいじめを受けて不登校になり、「重大事態」として小学校が設置した第三者委員会は去年5月、報告書を市に提出しましたが保護者は内容に納得できないとして再調査を求めていました。
これを受けてさいたま市が検証した結果、第三者委員会の人選に公平性がなかったことや、調査が不十分だったとして新たな第三者委員会を設置し、18日夜非公開で初会合を開きました。
メンバーは大学教授や弁護士など4人で、今後の調査の方針やスケジュールなどを議論したということです。
委員長を務める獨協大学の市川須美子名誉教授は、「もともとの報告書は調査が足りていない部分があった。保護者にも話を聞いてできるかぎり早く報告書をまとめたい」と話していました。