越谷市で特殊詐欺 暗号資産約6500万円相当詐取される

越谷市で特殊詐欺 暗号資産約6500万円相当詐取される

「スマートフォンが詐欺に使われている」などといううその電話で埼玉県越谷市の50代の女性が暗号資産およそ6500万円相当をだまし取られました。
さいたま市でも80代の女性が現金1000万円をだまし取られる被害があり、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、去年11月、越谷市に住む53歳の女性の自宅に総務省の職員を名乗る男から「あなたのスマートフォンが投資詐欺に使われている可能性がある」と電話がありました。
その後もSNSを通じて警察官や検察官を名乗る男から「口座が犯罪に使われた疑いがあり、調査のためにネットバンキングの口座を作りお金を移してほしい」という連絡がありました。
話を信じた女性は指示に従ってことし2月にかけて11回にわたって購入した暗号資産およそ6500万円相当を送金してだまし取られたということです。
女性は「身の潔白を証明したくて指示に従ってしまった」と話しているということです。
さいたま市岩槻区では86歳の女性の自宅に長男を名乗る男から「会社の大事な書類を誤って送信してしまいすぐにお金が必要だ」といううその電話があり、16日、現金1000万円をだまし取られる被害がありました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに現金などを要求する電話がかかってきた場合は詐欺を疑って家族や警察に相談するよう呼びかけています。