介護施設で利用者2人を車ではねた罪の被告 起訴内容認める

去年9月、さいたま市の介護施設で利用者2人を送迎車ではねて死亡させたとして過失運転致死傷などの罪に問われている75歳の運転手の初公判が開かれ、被告は起訴された内容を認めました。

窪島達郎被告(75)は去年9月、さいたま市見沼区の介護施設で送迎車を運転中に80代の利用者2人をはねて死亡させたなどとして過失運転致死傷の罪に問われているほか、年齢が7歳若くなるように偽造された運転免許証のコピーを施設の運営会社に提出していたとして偽造有印公文書行使の罪に問われています。
21日、さいたま地方裁判所で開かれた初公判で、被告は起訴された内容をいずれも認めました。
検察は冒頭陳述で、「被告は事故の直前、ブレーキペダルの上に載せていた右足を滑らせてアクセルを踏み、あわてたためアクセルをさらに強く踏み込んで車を暴走させた」と述べました。
偽造された運転免許証のコピーについては「年齢を若く偽った方が採用されやすいと考えていた」と述べました。