吉川市 市立保育所で不適切な保育 保育士3人を処分

埼玉県吉川市は、市立保育所の保育士が子どものこめかみに拳をあてる不適切な保育があったとして、3人の保育士を減給や戒告の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは、吉川市の2つの市立保育所に勤務していた3人の保育士です。
市によりますと、このうち50代の保育士は、2018年度と2021年度にこども自身やほかの子どものけがにつながるような行為を注意した際、わかってもらえなかったとして、こめかみに拳をあてる不適切な保育があったということです。
市はこの保育士を今月13日付けで減給10分の1・3か月の懲戒処分にしました。
また残る50代と60代の2人の保育士は、昨年度に同じような不適切な保育があったとして、市は2人を戒告の懲戒処分にしました。
吉川市の中原恵人市長は「心よりおわび申し上げます。二度とこのような事態を招かないよう必要な対策を講じ信頼回復につとめます」とコメントしています。