深谷市 渋沢栄一を描いた新一万円札発行で祝賀イベントへ

埼玉県深谷市は新年度の新たな事業として、ことし地元出身の渋沢栄一が肖像に描かれる新しい一万円札が発行されるのを記念して祝賀イベントなどを行うことにしています。

深谷市出身の実業家で、「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一が肖像に描かれる新しい一万円札は、ことし7月に発行されます。
深谷市では、新しい一万円札の発行を盛り上げようと新年度予算案に渋沢栄一の生涯を描いた2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の関係者が参加予定の祝賀パレードや現在の一万円札の肖像になっている福沢諭吉の故郷、大分県中津市との式典を行うための事業費を盛り込みました。
また、渋沢栄一の理念を受け継ぐ人を育てようと、高校生や大学生を対象に新しく事業をおこすためのきっかけづくりとなるプログラムの実施も行う予定です。
深谷市は、こうした事業費1700万円余りを含む新年度予算案をすでに開会している市議会に提出していて審議が進められています。