埼玉県教委 中学校男子生徒盗撮容疑で逮捕の教諭を懲戒免職

埼玉県教育委員会は、去年、学校行事で訪れた宿泊施設の脱衣所で複数の男子生徒の裸を盗撮した疑いなどで逮捕された44歳の男性教諭について、8日付けで懲戒免職の処分にしました。

処分を受けたのは南部地区の公立中学校に勤務していた44歳の男性教諭です。
埼玉県教育委員会によりますと、男性教諭は去年9月、学校行事で訪れた宿泊施設の脱衣所で、複数の男子生徒の裸の姿をスマートフォンで盗撮したとして児童ポルノ法違反などの疑いで逮捕されています。
県教育委員会が接見するなどして教諭に聞き取ったところ、盗撮について認め、「学生のころから男性に興味があった。被害にあった人に対して、一生残る傷を負わせしまい、ご迷惑をおかけし、信頼を裏切ることになり、申し訳ありません」と話したということです。
県教育委員会は8日付けで教諭を懲戒免職の処分にしました。
今年度、小中学校や高校などでわいせつ事案で懲戒処分を受けた教職員の数は昨年度と同じ10人にのぼっていて、県教育委員会は、「事態を重く受け止めています。教職員に対して、わいせつ行為に特化した研修を行うなどして再発防止に努めて参ります。深くおわび申し上げます」と話しています。