埼玉 熊谷市 園児に暴言など 当時の保育所長ら2人停職処分

埼玉県熊谷市は「あのバカ頭」などと暴言を吐くなど園児に対して心理的虐待が確認された公立保育所に勤めていた当時の所長ら2人を停職の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは22日付けで熊谷市立吉見保育所に勤めていた当時の51歳の所長が停職6か月、当時の49歳の保育主任が停職3か月となっています。
熊谷市によりますと、先月、吉見保育所で「不適切な保育が行われている」という指摘を受けて調査したところ、当時の所長と保育主任が園児およそ20人に「あのバカ頭」などと暴言を吐いたり必要以上に大きな声で叱責したりして心理的な虐待をしていたほか、泣き止まない園児を1人で放置するなどのネグレクトにあたる不適切な保育を主導して行っていたことがわかりました。
また、当時の所長は、2歳の女の子に対し太ももを平手でたたく身体的な虐待を行っていたということです。
熊谷市の小林哲也市長は「園児や保護者等をはじめ市民の皆様に深くおわび申し上げます。今後、再発防止に全力を尽くしたい」とコメントしています。