スーパーで大根万引き 強盗傷害疑いで逮捕の警察官を停職処分

スーパーで大根を万引きしたあと警備員を振り払ってけがをさせたとして強盗傷害の疑いで逮捕された埼玉県の上尾警察署の巡査部長が停職3か月の懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは上尾警察署の刑事課に勤務する36歳の巡査部長です。
警察によりますと、勤務中だった先月11日、上尾市内のスーパーで大根2本を万引きし、追いかけてきた警備員を振り払って転倒させけがをさせたとして、強盗傷害の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、同じ日に市内の別のスーパー2店舗で野菜や飲み物を万引きした疑いがあることがわかったとして警察は19日、盗みの疑いで書類送検しました。
調べに対し容疑を認めたうえで「スーパーに行くと商品をとろうという気持ちになってしまう。万引きは自分でやめることはできなかった」などと供述しているということです。
警察は19日付けで停職3か月の懲戒処分にし、巡査部長は依願退職を申し出ているということです。
埼玉県警察本部監察官室の佐藤拓也首席監察官は「県民の信頼を大きく損ねる行為であり、被害者、県民の皆様に深くお詫びします」とコメントしています。