彩の国さいたま芸術劇場 ことし3月にリニューアルオープン

おととし秋から改修工事のために休館していたさいたま市中央区の「彩の国さいたま芸術劇場」がことし3月、リニューアルオープンします。

1994年に開館した「彩の国さいたま芸術劇場」は、埼玉県出身の演出家、蜷川幸雄さんが2016年に亡くなるまで芸術監督を務めたことでも知られています。
大小4つのホールを備えますが老朽化が進んだため、おととし10月から休館して大規模な改修工事が行われてきました。
劇場では、「音楽ホール」の換気量を改善したほか、公演をオンライン配信できる設備も導入し、ことし3月におよそ1年半ぶりにリニューアルオープンします。
劇場の休館中も、芸術監督をおととし4月から務めているダンサーの近藤良平さんが、「埼玉回遊」と題して県内を巡り多彩な文化を掘り起こして発信する活動を行ってきました。
この活動を元にしたショートフィルムを6本制作し、特設サイトで順次公開していくほか、ことし3月には舞台の上演も予定されていて、劇場では埼玉の芸術活動や文化を盛り上げていきたいとしています。