草加市立保育園の保育士4人 不適切保育で処分

埼玉県草加市は、園児の頭をおむつでたたいたり大声でしかったりと不適切な保育をしていたとして、市立保育園の保育士4人を訓告などの処分にしました。

処分を受けたのは、草加市の市立保育園に勤務する30代から40代の保育士4人です。
市によりますと、4人は、去年3月までの3年間にあわせて9人の園児に対しておもらしをした際に使う前のおむつでたたいたり、下着を部屋の隅に投げたりしたほか、教材室に閉じ込めようとしたということです。
また、苦手な食べ物を無理やり食べさせたり、大声でしかったりすることもあったということです。
去年12月に市に情報が寄せられ、外部の有識者を交えて検証を行った結果、先月不適切な保育だと認定し、情報提供から1年がたった今月、4人を保育現場から外し、1人を訓告、3人を文書や口頭での注意処分にしたということです。
4人は、市の調査に「保育の一環だった。子どもの気持ちをくまない厳しい指導をしたことはよくなかった」などと話しているということです。
草加市の山川百合子市長は「誠に申し訳ございません。再発防止対策をしっかり進めます」とコメントしています。