熊谷市の公立保育所で不適切保育 市が調査進める

埼玉県熊谷市の公立保育所で園児に対して所長と保育士の2人が子どもの心を傷つけるようなことを繰り返し言うなど不適切な保育をしていたことがわかり、市が調査を進めています。

埼玉県熊谷市によりますと、先月、市内の公立保育所について「子どもに不適切な保育を行っているのではないか」と通報がありました。
市が0歳から2歳児の保育室の録音データを調べたところ、子どもの心を傷つけるようなことを繰り返し言うなどの言動が確認されました。
さらに、市の聞き取りに対して所長と保育士の2人がこうした言動を認めたということです。
このため、熊谷市は保育所内で不適切な保育があったとして今月9日、保護者に向けて説明を行ったということです。
熊谷市では、所長と保育士の2人を保育業務から外したほか、今後、すべての保育士からヒアリングを行うなど当時の詳しい状況を調べることにしています。
熊谷市保育課は、「関係する子どもや保護者に大変申し訳なく深くおわびします。今後、詳細な調査を行い、保育の改善に努めてまいります」とコメントしています。