志木市議会 議員への辞職勧告決議 賛成多数で可決

埼玉県志木市の市議会議員が、遅刻や無断欠席のほかSNSでの発信で議員としての品位を著しく傷つけたなどとして、11日の市議会に、この議員に対する辞職勧告決議案が提出され、可決されました。

埼玉県志木市の市議会に提出された決議案によりますと、与儀大介議員は、市議会などに遅刻や無断欠席を繰り返したほか、先月の全員協議会に参加せず、海外でゴルフをする様子をSNSで発信するなどして議員としての品位を著しく傷つけたということです。
こうしたことから決議案では「市民の信頼を回復するため直ちに市議会議員を辞職することを強く求める」としていて、採決の結果、賛成多数で可決されました。
決議に法的な拘束力はなく、与儀議員は取材に対して「むしろ辞職勧告が出てよかった。わたしの政治信条を知ってもらうきっかけになったと思う。今後もわたしの政治信条にのっとって活動を続けていく」と述べて辞職はしない考えを明らかにしました。
与儀議員は令和2年に行われた市議会議員選挙で無投票で当選し、令和3年には議会の公務を優先し議員の責務を果たすべきだとして猛省を促す決議も可決されていました。