「蚕糸祭」 ことし生産した繭を神社に奉納 秩父

埼玉県秩父市で、養蚕農家の人たちがことし生産した繭を神社に奉納する「蚕糸祭」が行われました。

秩父地方はかつては養蚕や絹の生産が盛んで、秩父神社では、養蚕農家が繭を奉納して1年の恵みに感謝する「蚕糸祭」が、毎年、秩父夜祭の翌日に行われています。
4日は養蚕農家や農協の関係者などがおはらいを受けたあと、ことし生産された繭、およそ2キロを奉納して、1年の恵みに感謝し、来年もよい繭ができるように願いました。
かつては数千軒あった秩父地方の養蚕農家ですが、高齢化などでこの1年で2軒が廃業し、現在は残る2軒が年間1トン余りを生産しています。
この夏は猛暑が続きましたが、ふだんよりも換気などに気を配って蚕を育て、よい繭ができたということです。
秩父市の養蚕農家で、JAちちぶ養蚕部会長の久米悠平さん(34)は「これからも養蚕がこの地で続けられるように努めていきたい。健康に育った繭を届けていきたいと思います」と話していました。