プロ野球 ヤクルト 埼玉 戸田の2軍球場など茨城に移転へ

プロ野球・ヤクルトは、埼玉県戸田市にある2軍の球場などが老朽化しているとして、茨城県守谷市に移転することで、基本合意し、10日協定を締結しました。

茨城県庁で行われた締結式には球団の衣笠剛会長や守谷市の松丸修久市長などが出席し、署名を交わしました。
ヤクルトは埼玉県戸田市に2軍の球場や室内練習場、選手の寮などがありますが、施設が老朽化しているほか、河川敷にある2軍の球場は雨で水につかることもあったため移転を検討していました。
守谷市は市内にある「常総運動公園」に隣接した20.8ヘクタールの土地に新たな総合公園を整備する計画で、このうち、およそ7.2ヘクタールに球場や屋内練習場などが設けられ、2027年2月から利用が始まる予定です。
球団の衣笠会長は「茨城県民、守谷市民にもヤクルトのファンになってもらって試合を見てもらいたい」と話していました。

プロ野球・ヤクルトが現在、埼玉県戸田市にある2軍の球場などの施設を茨城県守谷市へ移転すると正式に決めたことについて、戸田市文化スポーツ課の冨田健二課長は、「地元に根付いた施設で、市民から残留を求める声もあったので移転が決まったのは非常に残念だ。ただ、球場周辺の競技場などの施設は残ると考えているので、ヤクルトとの協力関係は引き続き継続していきたい」と話しています。