高校生が地域の「空き家問題」の現状など学ぶ 埼玉 鶴ヶ島

全国的に増えている空き家の現状と活用方法を高校生が学ぶ授業が5日、埼玉県鶴ヶ島市で行われました。

この授業は埼玉県の鶴ヶ島清風高校で行われ1年生の生徒200人余りが参加しました。
生徒たちは自治体などと連携して、地域の課題解決に取り組んでいる地元の銀行の担当者から、国の最新の統計で、市内にある住宅の11%余りおよそ3800戸が空き家になっていることなどをクイズ形式で学びました。
また空き家を活用していくには建っている場所や建物の構造などを把握して情報発信し、移住や店舗として活用を検討している人たちと結びつけていくことがポイントになると説明を受けていました。
参加した女子生徒は「新しく見えても実は空き家というところもあると聞いたので、どうしたらよいか考えてみたいです」と話していました。
男子生徒は「空き家は身近にもあるので、防犯などの面でも放置されないようにしなければいけないと思いました」と話していました。
生徒たちは今後、実地調査などを行なったうえで、成果を提言として取りまとめることにしています。