上尾市 「インクルーシブ遊具」設置でふるさと納税活用

障害のある子もない子もともに遊べるよう工夫された「インクルーシブ遊具」を新たに公園に設置しようと埼玉県上尾市は、3日からふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。

上尾市は市の内外から年間20万人が訪れる上尾丸山公園では遊具の老朽化が進んでいるためリニューアルする予定です。
およそ5000万円をかけて行うリニューアルでは障害のある子もない子もともに遊べる工夫を取り入れる計画です。
さらに、障害のある子もない子もともに遊べる「インクルーシブ遊具」の設置を進めようと、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを3日から始めました。
設置を検討しているのは、車いすに乗ったままでも遊べる高さがある砂場や、座った姿勢を保つことができない子どもも寝そべって使用できるブランコなどで、寄付金の金額によって何が設置できるかが決まるということです。
市は目標金額を300万円としていて寄付の申し込みは2000円以上としています。
上尾市みどり公園課の平賀勝課長は「みんなにやさしい公園を目指しています。インクルーシブ遊具が導入できるよう多くの方に協力いただけたらうれしい」と話しています。