埼玉県 新型コロナ 若い世代で感染拡大 知事 対策呼びかけ

埼玉県内では新型コロナの感染が若い世代を中心に広がっていて、大野知事は「場面に応じてマスクをするなどして、感染を広げないようにしてほしい」と述べて、感染対策を呼びかけました。

13日、埼玉県の新型コロナの専門家会議が開かれ、大野知事は新型コロナに感染したことが確認されたため、オンラインで出席しました。
この中で今月10日までの1週間の新規感染者数について、定点把握の対象となっている1医療機関あたり26.95人と前の週より1.22人増えて15週連続で増加していることが報告されました。
20歳未満の割合が半分近くを占めていて、若い世代で感染が急速に広がっているということです。
また、県立高校で文化祭などの行事のあとに複数の生徒や教職員の集団感染が確認されるケースが相次いでいて、今月7日に5校が学校閉鎖になったほか、13日、新たに久喜市と越谷市のあわせて2校が学校閉鎖となったということです。
会議のあと、リモートで取材に応じた大野知事は「重症化リスクが高い人と会うときはマスクをするなど、場面に応じて感染対策をしていただきたい。換気や手洗いをして、人が多く集まるイベントで感染を広げないようにしてほしい」と述べ、引き続き県民に感染対策を呼びかけました。

埼玉県内の新型コロナウイルスの新たな感染者の数は1医療機関あたり26.95人と15週連続で増加し、若い世代での感染が急速に拡大していて、県は感染対策を呼びかけています。
埼玉県が13日発表した新型コロナの感染状況によりますと、今月4日から10日までの1週間に定点把握の対象となっている261の医療機関から報告のあった新たな感染者数は7033人でした。
1医療機関あたりでは26.95人となり、15週連続で増加しています。
年代別では、10歳未満が1695人、次いで10代が1661人と20歳未満が半分近くを占め、若い世代で感染が急速に広がっているということです。
また、50代が704人、40代が701人などなっています。
埼玉県は、「引き続き感染者が増加しているため、体調がすぐれない時は早めに医療機関を受診してほしい。また、手洗いやうがい、マスクをするなどの感染対策を行ってほしい」と呼びかけています。