旧「そごう川口店」三井不動産が取得 商業施設に改修する方針

おととし閉店した「そごう川口店」について、埼玉県川口市は不動産大手の三井不動産が所有権を取得し、商業施設として改修する方針を示していると明らかにしました。

これは、13日の川口市議会で奥ノ木信夫市長が明らかにしたものです。
それによりますと12日、そごう・西武や三井不動産の担当者らが市役所を訪れ、「そごう川口店」の所有権を三井不動産に売却する契約を結んだと説明したということです。
また、引き渡しが行われたあと三井不動産はビルの改修工事を行い、商業施設としてリニューアルオープンする方針を示しているということです。
「そごう川口店」は平成3年にJR川口駅東口の駅前にオープンした地上11階、地下2階建ての延べ床面積7万3000平方メートル余りの百貨店ですが、おととし2月末に閉店しました。
およそ2年半の間、一部の店舗を除いて大半のフロアが使われておらず、市や商工会議所などは、そごう・西武に対して商業施設としての活用を要望していました。
川口市の奥ノ木市長は「さらなるまちのにぎわいの創出につながるものと、大いに期待している。市としても、積極的に協力していきたい」と話しています。

三井不動産は「整備計画の具体的な中身は検討中だが、まずは引き渡しに向けた調整を進めたい」とコメントしています。