医療と介護守る条例 医師らが理解呼びかけ 埼玉 ふじみ野

埼玉県ふじみ野市で訪問診療の医師が殺害されるなどした事件を受けて施行された、医療と介護を守る条例について6日、地元の医師たちが市民にチラシを配って理解を呼びかけました。

呼びかけには地元の医師や市の職員らおよそ60人が参加し、医療従事者らへのハラスメント行為などをまとめたチラシを配りました。
ふじみ野市では去年1月、訪問診療先の住宅を訪れた医師が散弾銃で殺害されるなどした事件が発生しこれを受け、市にはことし4月、医療や介護に従事する人たちが安心して働けるよう市民の責務などを定めた条例が施行されました。
呼びかけを行った東入間医師会の井上達夫会長は、「医療ハラスメントをなんとか撲滅したい。市民の皆さんにも考えてもらうことにつなげていきたい」と話していました。