埼玉県の観光地の魅力PRツアー 外国人旅行者誘致で

埼玉県を訪れる外国人旅行者を少しでも増やそうと、外国人向けに旅行の提案をしている東京の旅行会社などを対象に、埼玉県の観光地の魅力をPRするツアーが開かれました。

このツアーは埼玉県物産観光協会が開き、都内にある旅行会社やホテルの担当者20人余りが行田市の観光地を訪れました。
参加した人たちは地元の観光ガイドの案内で、およそ1000年の歴史があるとされる行田八幡神社を訪れ、水を張った鉢に色とりどりの花を浮かべた花手水などを堪能していました。
団体の外国人向けに旅行の提案をしている東京の旅行会社の担当者は「花手水がある神社など、日本のあまり知らない文化を知る機会になって素敵だと思います」と話していました。
埼玉県は、ことしを新型コロナウイルス流行後の「インバウンド元年」と位置づけ外国人観光客の誘致を目指していますが、観光庁の調査によりますと、コロナ禍前の2019年に日本を訪れた外国人旅行者のうち埼玉県を訪れたのは1.1%にとどまっています。
埼玉県物産観光協会の鈴木幸香インバウンド課長は「埼玉は外国では知名度0なので、東京の知名度をかりて埼玉の観光を盛り上げたい」と話していました。