埼玉 ビッグモーター街路樹問題 店舗前の状況を警察が調査

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題で、埼玉県警は25日、被害届の提出を受けた店舗の前で現場の状況を詳しく調べました。

「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れている問題で、埼玉県内では、さいたま市緑区の浦和美園店と、所沢市の所沢店の前で県やさいたま市が調査を行った結果、除草剤の成分が検出され、器物損壊の疑いで被害届が提出されています。
このうち浦和美園店には、25日午後埼玉県警の警察官とさいたま市の職員およそ20人が訪れ、現場の状況を詳しく調べました。
警察官などは店舗前の植え込み部分を測量し、写真を撮影していたほか土を採取するなどしていました。
警察は24日、所沢店の前の状況についても調べていて、今後、採取した土に除草剤の成分が含まれていないかなど鑑定を進めることにしています。
ビッグモーターは本社の担当者が埼玉県庁などを訪れ、除草剤を散布したことを認めて謝罪した上で、原状回復に必要な費用を負担する考えを伝えています。
警察が現場を詳しく調べたことについて、ビッグモーターは「全面的に協力した上で、誠心誠意対応させていただきます」と話しています。