埼玉県知事選挙 大野元裕氏 2回目の当選

現職と新人の３人の争いとなった埼玉県知事選挙は、無所属の現職で、与野党５つの党のいずれも県組織が支持した大野元裕氏（５９）が２回目の当選を果たしました。
投票率は２３.７６％で、全国のこれまでの知事選挙で過去最低となりました。

埼玉県知事選挙の開票は終了しました。
▼大野元裕、無所属・現、当選、１１３万８９７３票。
▼柴岡祐真、共産・新、１８万３６９２票。
▼大沢敏雄、無所属・新、９万７２５２票。
自民党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党のいずれも県組織が支持した現職の大野氏が、新人２人を抑えて２回目の当選を果たしました。

大野氏は、埼玉県出身の５９歳。
平成２２年に参議院議員となり、旧民主党政権では防衛政務官を務め、前回・４年前の埼玉県知事選挙で初当選しました。
選挙戦で、大野氏は、▼急速に進む少子高齢化に対応したコンパクトなまちづくりや、▼持続可能な経済政策、▼デジタル技術を活用した働き方や行政の改革などを訴えました。
その結果、支援を受けた各党の支持層や、いわゆる無党派層などからも幅広く支持を集めました。

大野氏は「多くの課題が待ち受けているので、改めて気を引き締めているところだ。これまで『県民党』としてやってきてみんなで対応する輪が広がったので、災害対応や子育て支援などについて、ワンチームでできる限りの仕事をしていきたい」と抱負を述べました。

県選挙管理委員会によりますと、投票率は２３.７６％で、前回・４年前の選挙を８.５５ポイント下回り、全国のこれまでの知事選挙で過去最低となりました。
これまでで最も低かったのは、平成２３年の同じ埼玉県知事選挙の２４.８９％でしたが、これを更新する結果になりました。