古代ハスが見頃 行田 「古代蓮の里」

埼玉県行田市で、1400年以上前の古い地層から見つかった「古代ハス」が見頃を迎えています。

行田市の古代ハスは、昭和40年代に市の造成工事で1400年以上前の地層から掘り出された種が自然に発芽したもので、現代のハスに比べて花びらの数が少ない一方、大きいのが特徴です。
市内にある「古代蓮の里」では、大小4つの池で栽培している古代ハスがおよそ10万株まで増え、直径20センチあまりのピンク色の花が見頃を迎えています。
ハスの花が美しく見えるのは咲き始めの朝早い時間帯で、4日も朝早くから大勢の人が訪れ、写真を撮ったり池の周りを散策したりして楽しんでいました。
さいたま市から来た60代の男性は、「花がこんなにきれいにたくさん咲いていてとても感動しています。花を見て気持ちがすごくなごみます」と話していました。
行田市の古代ハスは、来月上旬まで楽しめるということです。